前回はレバーとキャリパーで話が終わっちゃいましたが、

 

パワーメータ付クランクセットは ¥205600

前モデルよりも定価設定は安くなりました。

 

パワーメーターなしは ¥111800

こちらも前作 RED AXS D1より値下がり

 

 

 

ドライブトレイン側にも改良点あります。チェーンは外プレートにさらなる肉抜き

シルバーで15580円(税込)

 

う~ん、チェーンは耐久性はあるけど、ランニングコスト面ではちょっと大きな金額になっているのは楽ではないですね。カセットは各種10Tから始まり、

 

10-28T:10-11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-28
10-30T:10-11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30
10-33T:10-11-12-13-14-15-17-19-21-24-28-33
10-36T:10-11-12-13-15-17-19-21-24-28-32-36

 

という仕様 税込 61710円 安くないですが、重量は10-28Tで180グラム (デュラ12Sの11/30が223グラム 44818円) シマノは幻の12速11/28出さないのかね~w

 

ホイールによっては XDRボディ を買い足す場合もあるので価格計算には注意しないといけませんが 40グラムの軽量化差額としては軽量厨には範囲内なのかもw

 

 

Fメカは変更内容が多く、これまでのトリムレスからオートトリム機能アリに変更

 

トリムレスの幅広設計から、微調整する分で薄い設計に。チェーンサイドへのコンタクトタイミングも速くなるので シマノと比較して半テンポ遅めだった感触が改善されると期待。

 

 

 

EAGLEに採用されているマジックプーリーではないけどセラミックベアリング採用の12/14Tのビッグプーリー化されたリアメカ。大型スプロケ用のXPLRは現時点では設定されていないけど、まぁ、多分出るでしょうと思います。

 

 

 

ボディは大きいは大きいけど、フルードダンパー採用で荒れたところでの暴れや揺れは少ないですね。前後メカにバッテリーを含めていくとデュラと比較して軽量ではないけれど、堅牢性を確保したうえでの個別バッテリーは特徴だと思います。

 

 

ハンマーヘッドのサイクルコンピューターKAROO 実質的には3世代目のKAROOのはず。 画面解像度は高くて見やすいしパッと触ったときの反応も良かったです。SRAMシステムとの親和性は当然高いですわね。 Androidベースで機能更新をドンドンしていくという触れ込みでもあるのですが、日本語化はこれから。低く評価するべきデバイスでもないけど、過剰に高い評価をするべき時期でもないデバイスって感じですかねぇ、、、

 

新REDの初回セットはこのKAROOが付属するけど、実質無料近い感じになると。う~ん。良いキャンペーンでもあるけど、すでにガーミン使いこなしている人には持て余す可能性もあるな~というのが本音です。ただ、ディスプレイはまじでキレイ。

 

 

 

ローター 食いつきもよく強靭さのあるローターの新モデル。センターラインXRよりも価格も安くなってくれて捗るわ~って感じなんだけど、重量はSWISSSTOPのカタリストRACEのほうが軽いかも。まぁ、最近のカタリスト、、、値段高すぎるんだけど。

 

 

 

とまぁ、ざっくりこんな感じでしょうか。乗ってみないとわからないことももちろん多いんだけど、レバーはめちゃ良くなった。というかスゴイ良い! ただ、辛口の見方をするとデュラとかアルテの完成度の高さを今回のRED E1が再認識させた部分もあるように感じます。RED E1の掲げるエフォートレスが、シマノの掲げてきたストレスフリーというコンセプトを追随したように見る人もいるだろうって思いました。

 

 

レバーのボーナスボタンの位置がGRXみを感じさせたりもするけど、それはすごい良いとおもうんすよね。

 

研究開発も競争も、良い方向に向かう場合の多くは対立や相反ではなく収束に向かうケースは多く、ライダーとコンポーネントの接点を断絶しないような工夫が どちらも各所にあると思います。

 

価格面などでシマノがリードする部分は多くあるけど、RED E1はレバー形状の大変更やストロークの軽さ という点が ”SRAM REDどうしようかな勢” をぐぬぬ、、、買うしか、、、なのか、、、ぐらいまで求心しているのは間違いないです。

 

ただ、クランク スプロケを別途購入する必要のある初回キットが¥504600

パワメなしクランクとスプロケを足すと プラス17万3000円くらい(仕様による)となるとフルコンポは 約68万円 (BB無し) ~

 

KAROO付属の初回入荷キットはクランク/スプロケ別

 

昨今のトップエンドコンポーネントの価格としては、まぁ、そうなるよね。なんだけど、、、競争力と実構成を考えると FORCE と RED E1のミックスとか 他社クランク等々の併用で金額を抑えたRED E1メインのシステム構築が必要とされる気もしますね。

 

錦織はフルキット反対なのかとか、おかしな誤解は無しでwww バランス、性能、重量をトータルで考えて、さらにデザインをまとめてあるコンポーネントシステムの美しさは価格だけでは評価されるべきもんじゃないですからね。理想はグループセット揃うのがベストだと思いますが、予算や目的、工夫で動作と安全性に確実なミックスはあたりまえにあっていいと思います。

 

RED E1は前モデルやFORCEやRIVALのAXSシリーズと互換が効くことを明言しているわけですしね(^^) そういうのはこの先、結構重要になってくると思います。

 

 

 

というわけでご興味お持ちいただけましたらご相談ください。 パーツの性能も大事だけど、それを自分のバイクにどうまとめて着地させて、良いバイクにするかとそのプロセスが大事ですので、時間かけてお手伝いします。